病院&治療

脱臼の治療  

※治療方法は病院や症状によって多少違いはあるようです。治療方法や方針は主治医に良くご確認ください。

・症状が軽いとき、体重が約6キロ以下の場合は、赤ちゃんの自然な足の動きを妨げないように、厚く幅の狭い股オムツをする、衣類も足が動かし易いようにきつい物は避ける。縦抱っこにする。などの注意をされます。

・それ以外はリーメンビューゲル(以下リーメン)という装具を装着して治療します。
リーメン治療をすると比較的早く治る場合が多いようです。
装着期間は症状にもよりますが、概ね4ヶ月〜半年位が多いようです。
ただし、臼蓋が正常に形成されるまでは脱臼し易いので、リーメンを外した後も一年に一度はレントゲン検査などを受診します。
生後3〜6ヶ月頃までの間にリーメンを装着すれば、亜脱臼なら100%。完全脱臼でも90%以上が完治すると言われています。
それでも治らない場合は、入院しての牽引治療や手術をすることもあります。

病院について

股関節脱臼の治療が終わって一番大切だと感じたことは、
「この病気は非専門医が片手間で治療できる簡単な疾患では無いということです。小児整形外科のある病院、あるいは先天性股関節脱臼の治療経験が豊富な病院で治療を受けるべきだと思います」
先天性股関節脱臼の治療経験の無さそうな医師に診てもらい、不安な治療をされた経験を持つ私達にとって、股関節専門医が何人もいる総合病院(福岡県)は心強かったです。
何も言わなくてもレントゲンの時には、主治医が子宮保護プロテクターの使用を支持してくれました。また、レントゲン技師も乳児専用のプロテクターを用意してくれていますし、乳幼児の撮影経験も豊富です。
そして、度々数人の専門医が触診や視診をしながら診察してくれました。
治療をしていく際に、これからどうして行けばよいのか細かい点を質問するのに、経験の浅い医師を信頼して治療を続けるのは難しいと思います。
ただ、大きな病院では待ち時間が1時間〜1時間半と長いのが難点です。
私たちは、総合病院での治療経験のある方の話を聞き、多少遠かったのですが総合病院にお願いすることとしました。
後に聞いた話では「近医」にも股関節専門があるらしく、そこに治療に行っている方もいるそうです。しかし、県外のため保険は一時自己負担となります。
病院を決めるときには、安易に考えずに子供の将来のためにもいろいろと比較してから決めてください。
また、小児専門医に診てもらうためにも、病院へ行く際は必ず電話予約をされることをお勧めします。

リーメンビューゲルについて

リーメンビューゲルという装具は、肩からベルトを吊るして股関節を固定する装具です。
見た目は複雑ですが慣れれば装着も簡単です。
服の着脱は、一個ずつベルトを外しながら行います。
総合病院のリーメンは、ビニール製でそのままお風呂に入ることができたので、24時間装着したままでした。
お風呂に入るときの服の着脱が一番大変でしたが、(最初はお風呂に入れ終わるのに1時間かかりました)股関節を正しい位置にキープできるので安心です。
他の医院では、布製のリーメンを装着することも有るようで、お風呂に入れない時期も有るそうです。
赤ちゃんにとってもビニール製でお風呂に入れたので良かったのと、多少汚れてもお風呂で一緒に洗えるので助かりました。
ベルトの当たる肩と膝の部分にはフェルト製の当て布をしていますが、お風呂に入る前に外し、入り終わったらまた付けました。
できる様でしたら予備を一組もらっておけば洗えるので便利です。
私達は最初のうち一組しか持っていなかったので、私がお風呂に入れている間に主人が当て布を洗いドライヤーで乾かしていたので大変でした。

治療の流れ

※ 脱臼の程度や治療経過や病院の方針によって変化しますので、大まかな流れとしてご理解ください。

初診 5/19 診察・レントゲン
一週間おきの診察 5/25 診察・リーメンビューゲル採寸
6/1 診察・リーメン装着・レントゲン
6/2 診察・ベルトが擦れていないかチェック
6/8 診察・以後ベルトがきつければ緩める
6/29 診察・初診より一ヵ月後のレントゲン検査。
状態が良好ならば2週間毎の診察
レントゲンは一カ月毎に実施。
2週間おきの診察 7/13 診察
7/27 診察・レントゲン
卒業 9/28 診察・リーメン卒業(装着後4ヶ月)
次回一ヵ月後に診察。レントゲン
状態が良ければ徐々に間隔を開けながら診察・レントゲン





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